スキマ製作所
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シーズニング・ブレンダ―


 

シーズニング・ブレンダーとは?

この機械は、「ピスタチオに味付け用の粉末(シーズニング)をまぶす機械が欲しい」というご依頼から生まれました。
もともとの制作のきっかけはピスタチオですが、もちろん他のナッツ類やポップコーンなどの食品に、塩味以外の様々なシーズニングを均等にまぶすことができます。

ご要望と課題

  • シーズニングを全体に均一にまぶすことができる
  • 機械の操作が簡単で、誰でも使える

 

少量生産に適した撹拌機器

こうした「食品の外側に、味付け用の粉末をまぶして仕上げる」という工程は、大手メーカーの菓子工場では大がかりな生産ラインの中で行われます。
しかし、生産量の少ない小規模事業者では、そこまでの設備投資はできません。これを人力でやろうとすれば、仕事のスピードや品質の均一化はどうしても機械に劣りますし、この作業に人員を割かなければなりません。
そこでスキマ製作所が目指したのは、ご要望と課題をすべて解決できるコンパクトでシンプルなシーズニング・ブレンダ―でした。

 

本体の内壁に、粉末が付着する問題を解決

攪拌用のバーを取り付けた中心部の軸が回転することで、食品とシーズニングを混ぜ合わせるメカニズムはできました。
しかし、1つの問題点が浮上。
それは、シーズニングがベタ付きやすいため、本体の内壁に粉が付着してしまうということ。シーズニングが付着した内壁に当たったものと、そうでないものとでは味の濃さに差ができてしまいますし、シーズニングを常に一定量使用したとしても毎回味にバラつきが出る可能性があります。

それを解決するため、攪拌用バーに「スクレイパー(プラスチック製のヘラ)」を取り付けて、本体内壁のシーズニングをはらい落すことに。
さらに、ムラなくシーズニングを落とすためスクレイパーの根本にスプリングを入れ、常に一定の圧力で内壁にフィットするようにしました。
 

操作はシンプルなスイッチだけ

このシーズニング・ブレンダ―のスイッチは
 電源:ON、OFF
 回転:FOR、REV、STOP

これだけです。

誰でもすぐ、安定した味付けが可能になるので、人員の確保も容易になります。